2019年02月27日

育将講座 第1回 棋力の基本

育将講座はじめました。
最初は動画回しながらアドリブで解説しようと簡単に考えていたのですが、話をするのって存外難しいものですね。
なにぶん、初めての試みですので、たどたどしい部分もありますが、そこは大目に見ていただけると幸いです。
字幕もあります。動画右下の設定から表示のON、OFFが切り替えられますので、よろしくお願いします。





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↓参考になりそうな本

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2019年02月22日

育将講座 第0回 子供に将棋を教えたい人向け

零戦と将棋をしました。
とりあえずその棋譜動画を掲載しておきます。
この棋譜をもとにしてこれから、数回にわけて、育将(子供に将棋を教えたい親向け)の将棋解説をしていきたいと思います。

とくに将棋というものが本当はどういうものなのか、あまりよくわかっていないという育将初心者の方を主な対象として、できるだけ分かりやすく解説していけたらと考えていますので、もしよければ事前知識として動画の方を一度、ご覧になってくださると幸いです。





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MUSIC by American diary 『peace On Earth』

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2018年05月10日

鉄空の教育論 vol.3

出来るだけ早期に将棋教育を開始する必要があったのですが、まず問題となったのが僕が将棋を指せないという事だったんですよね。
子供に習い事をさせている親は沢山いますが、大半は道場等に入らせて後は放置みたいな感じではないでしょうか。確かにそれでも子供が偉大なプレイヤーになった例はいくらでもあります。羽生先生だって親は将棋がまともに指せないらしいですし。
でも、うちの場合はそういう子供の自主性に任せて運試し!みたいなコンセプトではないので、絶対に子どもたちには将棋に打ち込んで貰わなければなりません。そして、当たり前ですが、親が熱中していない事を子供にさせるのは難しいです。
それは幼少期の子供の世界観では親という物差しが絶対だからで、逆に言うと親が好きなことは大体簡単に子供もハマらせることが出来るとも言えます。余談ですが親が美味しいって食べてるものは、大体、子供も好きになるらしいですよ。

という事で仕方ないのでまず将棋を覚えました。
毎日毎日馬鹿みたいに将棋に打ち込んで、駒の動かし方を知っている程度だった僕が三年かけて将棋ウォーズで初段になったころ、ようやく雪風がまともに言葉を話せるようになり、本格的に将棋教育を開始しました。

ここがまず1つ目のミス。

将棋は比較的ルールの難しいゲームです。
まず各種駒の動かし方と成不成、打歩詰めなど補足ルールを覚えないといけません。
ですから日本語がある程度わかるようになってからでないと、教育が開始できませんでした。正しく言うと教育の方法がわかりませんでした。もちろん、それまでの間もパズル等をさせて知育(将棋の下準備)をさせていましたが、本格的に将棋を始めたのは雪風が三歳ぐらいのころだったと思います。
どうぶつ将棋から初めて、慣れてきたら今度はどうぶつ本将棋へと移行。対局は序盤が難しいということで、詰将棋を主にさせていました。褒められるのが嬉しかったのか雪風はどんどん詰将棋が解けるようになり保育園の年長のころには地元の将棋教室で一番強い子にも互角以上に戦えるようになっていました。
この頃の将棋教育は僕としても実験的要素が強く、今にしてみるとあまり密度の濃いものではなかったように思います。なんと言っても三歳まで将棋を開始しなかったのは致命的です。何がなんでももっと早くから将棋を始めさせるべきでした。当然、当時は最速最善をつくしたつもりでしたし、やり直せたとしてもそれより早く将棋が教えられたかは疑問ですが、チャレンジはするべきだったかな、と。
そのくらい早期教育は重要だと今は考えています。
結果論ではありますが。

それともう一つ、大きなハンディがあったとするならそれは親の熱量でしょうか。
当初、将棋教育についてお嫁様はあまり乗り気ではありませんでした。もちろん、将棋が悪い影響を与えるはずもないので、反対などはありませんし、ある程度理解して協力もしてくれていました。ですが、やはり本気ではなかった。もちろん僕も今ほど本気で将棋をさせていた訳ではありません。雪風が強くなるにつれて段々と僕たち親のテンションも上がっていったので、スタート時点は暖機運転に近いものがあったと思います。(はじめの頃、お嫁様は子どもたちを中学では運動系クラブに入らせるという計画を絶対に譲らなかった)
そんな事もあって、加古川の門を叩いたのが雪風が小学一年生の夏となってしまいました。地元で敵無しになってから随分と時間をかけたものだと思います。
もっとも雪風は加古川将棋倶楽部のSクラス昇級が歴代二位(当時)という記録を打ち立てたので、ほぼ最速で最前線を走っていたことは間違いありませんが、それでもスタートで出遅れた(させてしまった)感は否めません。
雪風には悪いですが、彼が整えた環境を初めからフル活用できた零戦は、あきらかに兄を上回る速度で強くなっていますからね。どんなことでも下の子ほど強くなる理由はこの辺りが影響していそうです。
余談ですが、僕は一切零戦に将棋を教えていません。駒の動かし方から何から雪風が弟に教えました。
雪風が泣きながら僕のところにやってきて、弟がちゃんと駒を動かしてくれないと言っていた姿が忘れられません。
見ると零戦はどうやら金を斜め後ろに引いていたんですよね。
そして一言、
「別にいいやんか」
その言葉にまた泣く雪風。

話が逸れましたが今回の結論と致しましては、子供が生まれる前から暖機運転を開始して両親の熱量を上げておくこと。言葉より先に将棋を教えることの二点となりますか。第一子ではまず不可能なミッションだとは思いますが、経験上のレポートなのでまあ、そんな感じで。

次回からは棋力についてもっと深く考察したいと思います。よろしくお願いします。
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2018年05月01日

鉄空の教育論 vol.2

さて前回、天才は育てられる!とか偉そうにテーマを語った訳ですが、もちろんこれは僕が独自に考えた理論ではありません。
1970年代にハンガリーのラズロ・ポルガーという人が提唱し、自分の娘で実験を行った結果、娘三人をチェスの世界王者に育て上げました。(三女は現在でも歴代最強の女性チェスプレイヤー)
僕はこの話をディスカバリーチャンネルか何かで見たことあったので、天才は誰にでも育てられるという確信が最初からありました。
だから雪風と零戦の二人は結果が出る事がある程度保証されている追試験でしか無いわけですね。安心だね。

で、ですね。
何の天才にするかという事で、僕が昔やってた『サッカー』か
、ポルガー三姉妹のチェスに最も近い『将棋』かで悩みまして、生まれつきの体格が結果に関係しない事と、学校の勉強等にも潰しが効きそう(駄目だった時の保険)という事で将棋を選びました。

という訳で目標が決まり、下調べをしましたら、マシュー・サイド著『非才』という本――を読んだ人のブログがHITしまして、それを参考に計画を立てました。(もちろん後で本書も読んだし、この本は本当に勉強になるのでオススメ!)


その時の方針は二つ。

『できるだけ早く専門教育を開始する』
『十年で10000時間、訓練する』

1つ目の方針はまあ分かるとして、2つ目の十年一万時間はまるまるそのまま『非才』の受け売りです。どうやらどんなジャンルでも成長期の十年に一万時間訓練するとその道の達人になれるという事が分かっているらしいですよ。

@過去に天才を育てた人が実際にいる。
Aその為の方法も確立されている。

これだけ条件が揃ってたらこれはもう天才を育てるしかありません。むしろ天才に育てないのは虐待のようにも感じられるほどです。
そんなわけもあって意気揚々と天才育成へと乗り出した訳ですが、現実にはそうそう簡単に行くわけもなく、色々と困難が待ち構えていました。

その辺りの事を次回から綴りたいと思います。
よろしくお願いします。
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2018年04月17日

鉄空の教育論 vol.1

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誰にでも分かりやすいよう大袈裟なカテゴリ名となっておりますが、ご容赦下さい。一個人の教育論とそのレポートをダラダラと書き綴っていくだけのコーナーです。もしよろしければ、何の専門教育も受けていない兵庫のど底辺が何か言ってるわ程度の生暖かい目で見守り、お付き合い頂けると幸いです。

さてまずいきなりなのですが、これだけは宣言しておきます。
僕の辞書には『才能』の文字はありません。

ゆえに世の中でよく言われる意味での『天才』なんてものも信じていません。
もっとも羽生善治や藤井聡太を見ていると天才はいるんじゃないかという気もしてくる事と思いますが、この見解の是非はともかく、取り敢えず子育てという観点から見た場合、僕の持論はこうです。

生まれつき『才能』のない奴が『天才』に勝てない世界なんてクッソつまんねえ。

いいですか、子育てはスマホゲームのレアガチャじゃないんですよ。実際、僕の子どもは二人だけですし、日本では子沢山でもせいぜい五人ぐらい一般的じゃないでしょうか。高齢出産が問題視されている現在において、只でさえ上手くいっても数回しかチャンスがないのに、こいつは生まれてきたけど星一個だったわ、とかいう絶望しか産まない考え方は論外です。

誰にだって我が子はレア度マックスであるべきです。

したがって成長後の能力を左右するのは、『生まれてきた後、何をしたか?』であるべきであって、生まれてきた時に持ってきた『才能』であってはなりません。
もちろんこれが真実かどうかは僕なんかには到底分かりようもないですが、少なくとも親としてのスタンスとしては一つの真実かと思います。

とは言え、僕が見てきたところ、将棋が強い子の親御さんの中には『我が子は凄い才能がある』と考えている方もいます。確かにそれも教育という観点から考えれば一つの真実、正解だと思います。
自分には才能があるんだ、と信じることは、本人にとってとても良い影響を与えるであろうことは想像に難くありません。実際、それを裏付けられるほど強い子が沢山いますしね。

しかし、僕が何故この『才能論』を信じず、真っ向から反対しているかというのには訳があります。

加古川将棋倶楽部道場には多くの子どもたちが通っていますが、その子達が将棋を始めたきっかけ、というより、その親御さん方が子どもに将棋をさせているそもそもの動機を考えてみましょう。
これは大まかには二つのパターンに分けられると思います。
一つ目は親が将棋をやっている、将棋が好き、将棋に良い印象がある等の理由で、教育として将棋をさせていて本人も将棋が好きなった。
二つ目は、子どもが自分で興味を持って将棋を指してみて、単純に好きになった。
どちらかと言えばうちは前者となるのですが、ここで他と違う点が一つあります。
ほとんどのケースで将棋指すという、将棋そのものが目的となっているのが普通ですが、雪風と零戦の場合は将棋こそが手段なのです。
詳しく説明すると、僕が子どもを授かった時に、一つ頭に浮かんだのは『天才を育てよう』ということでした。
そして何の天才にするかという事で、数ある選択肢の中から一つ、将棋を選んだのです。
ですから僕の初期目的は『天才』を育てることで、将棋は手段でしか無かったわけです。

さてここで『天才』というのを何をもって是とするかという問題があるわけですが、将棋では一般的に奨励会員は天才、プロ棋士は天才の中の天才、羽生善治は天才の中の天才の中の天才、というのが通説ですので、やはり奨励会入会できたら天才というのは一つの目安になると思います。
いやいや、藤井聡太ぐらい活躍しないと天才とは言えない!とかいうご最もな意見もあると思いますが、もともと僕が想定している『天才』というのがそこまでのハードルを設定していないので、今回のところは目を瞑って頂きたいです。

さて、小学校の低学年で二段ぐらいあれば例年通りなら奨励会にいつかは行ける公算がかなり高いです。実際、雪風は県代表になりましたし、零戦は就学前で初段ですので、ある程度以上、順調に育成は進んでいると言えると思います。
また、子どもが二人で、その二人ともが偶然、奨励会を十分狙えるほどの将棋の才能を持って生まれるなんていう事があるでしょうか。その確率がいくらあるのかなんて考えるだけ無駄ですし、それを幸運にも引き当てることが出来たなどと思えるほど僕は楽天家でもありません。
あくまでも現実的な答えとして、天才を育てられた、という立証(現状は見込み)になっていると思います。
つまり、長々と綴ってきましたが今回の結論、というかこのコーナーの主旨の発表といきましょう。

天才は育てられる!

このテーマを軸として今後の話を進めていきたいと思います。
よろしくお願いします。
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