2017年07月15日

閑話『昇格についての考察』

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将棋に限らず子供は本当に早いペースで強くなっていくわけで、親としては何だか階級が上がるのが当然みたいに錯覚する事もしばしばなんですが、これ、本当は凄いことなんですよね。
普通は1階級上げるのにどれだけ苦労することか。
気になったのでこの辺りの考察を行いました。

加古川の上級者は6連勝で昇級できます。初段になるには7連勝+試験(試験不合格でももう一度7連勝すれば昇段できるようです?)。二段は8連勝+試験と以下段が上がる毎に必要連勝数も増えていきます。

それで例えば現在の棋力が適正なクラスにいたとします。すると当然、1局の勝率は50%ですから、5連勝出来る確率は3.05%。6連勝なら1.56%。7連勝なら0.78%です。
この確率では昇格するのは絶望的ですね。
現実的に1級昇級が見込めそうな勝率は七割。これでも6連勝出来る確率は11.76%しかありません。とはいえ月に5回道場に通うと60局ほど指せる計算ですので、まあ一、二ヶ月あれば昇級できそうです。
ところが段位はさらに厳しくなります。連勝数が増えてる上に、なにせまともに試験が受かりません。実質二回分連勝しないといけないとなると単純に昇段までの必要期間も二倍になります。
勝率70%で7連勝出来る確率は8.23%でこれではほぼ確実に二ヶ月はかかるでしょう。それの二倍ですから、運にもよりますが最悪五ヶ月ぐらいは覚悟しなければなりません。七割勝ってですよ!?
だから一ヶ月とかでスピード昇段してる子供はゆうに勝率八割を超えてると。十局戦って8勝2敗以上って冷静に考えると凄いです。
でも子供ってのはホント成長が早くて、負け越してたのに次の週にはこのくらいの勝率を叩き出したりしますからね。
普通に考えれば短期間でそんなに強くなれるわけがないんだよなあ。意味がわかりません。

あと補足ですがこのような理由もあって加古川将棋倶楽部には三段の方が非常に多いです。四段になるには10連勝必要で、それは勝率八割でも10.73%しか確率がありませんから、やはり昇段まで五ヶ月は必要です。あの棋力帯で八割の勝率を五ヶ月も保つのは激辛だと思いますね。
まあそれでも奨励会に行くような子はどうにかこうにか抜けていくようですが。

以上、いかに昇格が厳しいものか分かっていただけたと思います。自分や我が子が半年やそこら昇格してないからって悲観なさらないでくださいね。毎日少しずつでも前に進んで行けばいつか形になるはずです。
ま、これは半分、僕自身にも言い聞かせてたりもしますが。
posted by 鉄空 at 00:00| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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